最近、巷では
2020年東京オリンピックの
エンブレムデザイン盗作疑惑で持切。
人の事を叩いて、地位を確立している方々が大勢居るようで、
楽観的な思考の自分からすると、実に馬鹿げていると見えてしまう。
貶めて、責任逃れしている権力者の影が丸見えだ。
「誰もやっていない事をやり、新たなスタイルを確立する。」
今の自分があるのは、
前のみを見据えて進んで来た結果だと思っている。
HIP HOPへの自分の見解では、
ビートを作る上で「サンプリング」という技法が、
必要不可欠であり、見所、聴き所だ。
「あの曲はこれが元ネタだったんだ!」
と、発見した時の嬉しさもまた魅力の一つ。
さまざまな偉人クラシックを「絵」でサンプリングし、
表現してみようと初めて試みたのは、
かれこれ7年前になる。
それからというもの、仲間や家族からの沢山の支えがあり
どうにか今まで切り抜けて来た険しい道中、
様々な素晴らしい作家さん、作品との出会いがあった。
素晴らしい作家や作品に出逢う度に、
自分に問いかけ、
オリジナルなスタイルを自分なりに
確立しようと努力して来た。
「パクリ」と「サンプリング」は
明らかに違う点がある。
まず大切なのはリスペクトの気持ちだ。
サンプリングするアーティストに対しての敬意を
キャンバス一杯に表現する。
そして、これはかなり重要。
何故それをサンプリングしたのか?という事。
ライブペイントは良い例で、
イベントやオーガナイザーの趣旨に沿った作品に仕上げたい。
念入りに打合せをし、描き上がった後の作品の行き先まで決める。
オレは、描き始める前に、
グリット(マス目)を引き、下書きもする。
仕上り、制作時間、見せ方を試行錯誤し、
行き着いた今のスタイル。
オレなりの「リスペクト」がそこにある。
「ただただ上手い」とか、
「下書き無しが凄い」とか、
「有名なライターだから」とか、
そういったくだらないこだわりは
どこかに置いて来た。
前の記事でも書いたが、
「頼まれ事は試され事」だ。
見る人が心から感じられる、
オレにしか描けないオリジナルな作品を作りたい。
人それぞれ価値観があるので賛否両論あると思うが、
これがオレのやり方だ。
今後どう変化していくか分からないが、
今は自分なりに精一杯表現させて頂いている。
継続は力なり。
継続して行くうちに、自然とスタイルは確立するものだと思う。
ラッパーも、DJも、ビートメーカーも、
ダンサーも、絵描きも、
皆それぞれオリジナルであってほしい。
安いメッキはすぐに剥がれ落ちるだろう。
今後、自ら打ち出そうとしている
壮大で未知なスタイルヴィジョンは
すでに明確に成っている。
今から楽しみでしかたない。
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